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エンディングノート書き方講座

2022.11.5 - []

10月29日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「エンディングノート書き方講座」を開催し、多くの弘前市民が参加しました。講師は、サンタハウス弘前公園の阿保施設長です。阿保施設長は終活ガイド上級の資格(一般社団法人終活協議会)をもっています。

講座では、エンディングノートに取り掛かる準備として、どのような事を書くのか、書き方のコツ・注意点など、実際にノートを手に取りながら学びました。使用したエンディングノートは、弘前市で配布している「これからノート~わたしのあずましい暮らし方~」です。弘前市役所や地域包括支援センターなどで無料配布されています。

エンディングノートには、家系図、保険証などの保管場所や各種引き落としに関する情報、介護や終末期医療に対する希望などを書き込みます。項目の多さに「書くのに時間がかかりそう」と思った受講者もいたようです。

阿保施設長が伝えたエンディングノートの書き方のコツは5つ。
①1ページ目から書かなくていい

②一度にすべて書く必要はない

③すべてのページに目を通しておく

④鉛筆、シャープペンシルで書く

⑤項目ごとに日付も一緒に書く

書けるところから書き、書き直すことができるので、気楽に取り組むことができます。書き込んだ日や書き直した日を付けておくことで、考えの変化をたどることができます。

ただし、注意が必要な点もあります。
●法的効力はない(効力を求めるなら遺言書を書く)

●定期的に見直す(例えば、毎年の誕生日など)

●書き直したときは日付を記入する

●書いたことを共有する

●保管場所が分かるように知らせておく

エンディングノートを書くことで、自分の考えや身のまわりを整理することができ、これから先やりたいことや大切にしたいことが見えてくるので、それに専念して豊かに人生を過ごすことができます。
また、もしもの時に遺された家族は、様々な決め事や手続きを進めやすくなります。

受講者は「これからの人生を豊かに生きたい」「人生を悔いなく生きたい」「スッキリとした気持ちで過ごしていきたい」とエンディングノートに取り組む意欲がわいた様子です。「周りの人にも教えてあげたい」とおっしゃる方もいました。
はじめは老後に不安を感じる方や、「終活」や「エンディングノート」への取り組み方に悩んでいる方もいらっしゃったようですが、前向きに考え、一歩踏み出す機会となったようです。

今回はエンディングノートについてとりあげましたが、事故や病気で自分の意思を伝えられない状況になるような『もしもの時』のために、家族やかかりつけ医などと終末期の医療やケアの希望については、ノートに記すだけでなく、元気なうちに話し合いを重ねること「人生会議」が重要です。
11月26日(土)には、人生会議をカードゲームで模擬体験できるワークショップを開催予定。エンディングノート書き方講座受講者の中で参加希望の方も複数いらっしゃるようです。ワークショップは申込定員にまだ余裕があるので、興味がある方はお問い合わせください。
★前回のワークショップの様子はこちらからご覧いただけます。

お問い合わせ・お申し込み/サンタハウス弘前公園 ☎0172-88-7707

 

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