医療・福祉系大学生が企画「多世代トーク&トレーニングマシン無料開放」
2023.1.23 - [イベント・デイサービスセンター「サンタハウス弘前公園」・サービス付き高齢者向け住宅「サンタハウス弘前公園」]
1月14日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で、「まちなかキャンパス」の学生が企画したイベント「多世代トーク~人生語り場~&トレーニングマシン無料開放」が開催されました。このイベントは、「まちなかキャンパスプロジェクト 地域課題編」に取り組んでいる医療や福祉を学んでいる大学生が、地域住民の交流機会をつくるために、入居者へのヒアリングから始め、企画立案・発表やプレイベントを経て今回のイベント開催となりました。
企画発表会の様子はこちら☞大学生がサンタハウス弘前公園のイベントを企画 | 弘前豊徳会 (houtokukai.org)
プレイベントの様子はこちら☞大学生が入居者様、地域の方を対象にイベントを開催! | 弘前豊徳会 (houtokukai.org)
イベントは「多世代トーク」と「マシン無料開放」の2コーナーで行われました。
トレーニングマシン無料開放では3名が参加しました。みなさんサンタハウス弘前公園の利用は初めてとのこと。大学生からマシンの使い方を聞いて一緒に運動し、会話も楽しみながら汗を流していました。
多世代トーク~人生語り場~では、サンタハウス弘前公園の入居者のほか、地域の学生から年輩の方まで幅広い世代20名が参加しました。語り合うテーマは「お金はあるけど愛がないのと、愛はあるけどお金がないのとどっちが幸せ?」「20代に(なったら/もどれたら)なにしたい?」です。6~7人のグループに分かれて語り合います。
「お金はあるけど愛がないのと、愛はあるけどお金がないのとどっちが幸せ?」では、「お金があれば愛はいらないわ」とズバッと話す年輩の方と、その話を聞いて「どっちかなー」と迷う学生の様子が見られました。迷う学生に年輩の方から「『愛がいい』と考えながら今の若い時を過ごして。夢を持って愛を探して!」とエールが送られていました。
また、他のグループでは「愛がある方が幸せ」と語る年輩の方が「今の時代は裕福だけど、人付き合いがドライに感じる。昔は逆で、良かったなー」とおっしゃっていました。
「20代に(なったら/もどれたら)なにしたい?」では、「特に戻らなくても良い」とおっしゃる年輩の方が数名いらっしゃいました。「20代は働き盛りで忙しく過ごしていたけど、それはそれで良かった」「今の方が楽しく過ごせているし、やり残したこともない」「やりたい仕事をしていたわけではないけど、今思うとこれで良かったと思う」と様々な理由がありました。
それぞれの人生経験があってこそのお話で、学生や30~40代の参加者にはとても参考になったようです。お互いに「学ぶことが多かった」「すごく楽しかった」と感想を述べていました。
1時間のイベントはあっという間に終わってしまい、イベント終了後も別れを惜しんで学生と話をする参加者もいらっしゃいました。このプロジェクトは、今回のイベントで区切りを迎えます。学生は課題を通して地域住民の交流の大切さを学びイベント運営のポイントをつかんだようです。この経験は今後、医療や福祉の仕事をするうえで活きることと思います。イベントに参加した入居者や地域の方々にとっても、楽しく学びの多い取り組みとなったようで「またやってほしい」という声もありました。このような機会がまたあるといいですね。
※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。