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イベント★石狩鍋と餃子を作ろう ~まちなかキャンパスプロジェクト2023~

2023.12.15 - []

2023年、サンタハウス弘前公園は昨年に引き続き、まちなかキャンパスプロジェクトの受入先となっています。「まちなかキャンパスプロジェクト」とは、大学生が地域企業などから提示された課題の解決に取り組むインターンシッププログラムです。

◇昨年の、まちなかキャンパスプロジェクトの様子はこちらからご覧いただけます。
 ①大学生がサンタハウス弘前公園のイベントを企画
 ②大学生が入居者様、地域の方を対象にイベントを開催!
 ③医療・福祉系大学生が企画「多世代トーク&トレーニングマシン無料開放」

今回の課題は、「サンタハウス弘前公園のキッチンを活用した健康づくりイベントをプロデュースせよ!」でした。
10月14日(土)、大学生がキッチンや居室を見学し、入居者様から食生活の現状やニーズを聞き取りました。

サービス付き高齢者向け住宅 サンタハウス弘前公園は高齢者向けのマンションのような住宅で、まだ元気な方が暮らしています。食事は自炊する人もいれば、施設を通して弁当を注文している人もいます。入居者様の話を聞くと、弁当では少しもの足りない方もいる様子でした。市内を循環する100円バスの停留所が施設から徒歩2分の所にあるので、バスで買い物に行く方もいらっしゃいますが「魚屋や八百屋がもっと近くにあればいい」「野菜をもっと摂りたい」という意見が出ていたようです。

その後、企画立案し準備を進め、12月9日(土)にイベント「~日本のご当地料理作り~ 石狩鍋(北海道)と餃子(栃木県)を作ろう」が開催されました。学生の出身地、北海道と栃木県の地元料理を入居者様や弘前市の人と一緒に作って食べることで、野菜不足や孤食といった悩みを解消するのがねらいです。

今回の企画は「高齢者の食育」もテーマにしていました。
石狩鍋は、野菜、鮭、豆腐をふんだんに使用。牛乳とチーズも入れることで、野菜不足解消と併せて、高齢者に不足しがちなたんぱく質とカルシウムを摂ることを意識しました。鮭はビタミンDが豊富で、カルシウムの吸収を促進します。
みそ仕立てのスープは、かつお節と昆布で出汁をひき、出汁の風味を効かせた味噌少なめの減塩仕立て。無塩バターを仕上げに入れて、コクだしをしています。

餃子は、キャベツやニラなど野菜多めの餡に。せっかくなので、皮を手作りすることにしました。麺棒やパスタマシンを使い、皮をのばしていきます。

餃子は入居者様や参加した地域の方も一緒に包みました。「料理は何十年もやってきたけど、餃子を包むのは初めて」と楽しんでいました。手作りの皮は良くのびるので、餡がたっぷり入ります。大きめの餃子が約120個できました。

完成した石狩鍋と餃子を食べた参加者からは「石狩鍋の汁がおいしい」「石狩鍋の汁に何使ったか教えて!」「手作りの餃子の皮は食感が違っておいしい」と大好評でした。餃子をおかわりする人もいました。それでも餃子は余ったので、お土産にお持ち帰りいただきました。

食後は、学生による北海道や栃木県の紹介を聞きながら、楽しい時間を過ごしました。

▲北海道のご当地クイズに答える入居者様

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています
※許可を得て、写真撮影・掲載しています

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